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2025年度第2回 京王建設災害防止協会安全衛生部会による安全パトロールを実施いたしました。

2025年9月2日(火)、第2回京王建設災害防止協会 安全衛生部会による安全パトロールを実施いたしました。(メンバー:丸商産業㈱外塚社長、町田板金工業㈱ 町田社長、小川電気工事㈱ 小川社長、㈱奥家商店 奥家社長、㈱インテック防水 胡桃沢係長、事務局)

1件目のパトロール現場は、「新宿線軌道整備工事」(土木本部 線路施設部 大宅係長、小川係長、大曾根主任、福島技術員、野口技術員)でした。
普段は見ることのできない東京都交通局の保線基地内で、夜間作業に備えてマルタイの点検、整備の状況をパトロールさせていただきました。当夜の担当者がマルタイの各部位の汚れを丁寧に拭き落としながら、傷や異常の有無を直接確認し、限られた夜間作業時間の中で安全に作業が進められるよう黙々と点検している姿が印象的でした。我々の知らないところで公共交通の安全が守られていることに感心しました。
地下にある保線基地内は蒸し暑いので、こまめな休憩と給水を取るようにとの指導がありました。

2件目のパトロール現場は「京王プラザホテル 新宿本館 11~14 階客室リニューアル工事」(建築本部 建築工事第2部 野島所長、若泉技術員、淡川技術員、森江技術員)でした。
各階、解体中とは思えないほど整理整頓されていました。各所にスポットクーラー・送風機を稼働させ、作業場所に熱気がこもらないよう対策がなされていました。開口部養生蓋が1箇所変形していたので、交換するよう指導がありました。安全掲示板にQRコードが貼ってあり、スマホで読み込むと作業手順書、SDSが閲覧できるなど若手社員の創意工夫が随所に見受けられました。
総評として、限られた工期で多くの工種が輻輳する中、所長以下作業所メンバーのチームワークでスムーズな現場運営がなされていることを確認ました。今後さらなる繁忙期を迎えるにあたり、作業所ルールの徹底と、作業員への安全に対する周知を怠らず、安全作業で無事竣工を迎えてくださいとのことでした。

3件目のパトロール現場は、「京王線 府中駅~分倍河原駅間 高架橋耐震補強工事そのⅨ 請負工事その1ほか 」(土木本部 土木工事部 越智所長、山田補佐、植野技術員)でした。
府中駅西側の鉄道高架橋下に造られた既存建物を部分撤去して高架柱に耐震補強鋼板を設置する工事で、狭あいなスペース内で人力を駆使して掘削山留工を実施し、そこに重量物である鋼板を取り付ける作業は大変な労力がかかるものと感じました。また照明・スポットクーラー・送風機を作業箇所に適宜配置し、作業環境の向上に取り組んでいました。なお、既存の壁や床の撤去時には、構造に係る鉄骨・デッキプレート等の補強について十分な検討を行い、足場の設置においても、既存構造物への影響を考慮した施工を検討するよう指導がありました。