線路 / 線路の安全・安心のヒミツ Rail Engineering
電車の安全・快適運行のヒミツは、線路の保守にあり
お客様が乗車される電車を、快適に乗り心地の良い線路にする機械。それがマルチプルタイタンパー、通称「マルタイ」です。
快適な線路を持続させる為に、見えないところで京王線を支えています。
電車の運行が終了した後の夜中にしか線路に現れないマルタイですが、普段見ることのできないマルタイの活躍や内部などをご覧ください。
線路の巡回・検査や補修を行い、常に快適で乗り心地の良い線路を維持して、お客さまが乗車する電車の安全・安心を支えています。
走行しながら検査をする総合高速検測車(通称DAX)やトラックマスターと呼ばれる検査機器の活躍ぶりを是非ご覧ください。
トラックマスターとは?
トラックマスターは、本体とタブレットパソコンからなり、レールの四項目測定を行う機器です。
線路に載せ、作業員が手押しで進ませることで、軌間・水準・高低・通りを測定することがでます。
測定したデータは、タブレットパソコンに保存され測定中の確認と後日に閲覧することがでます。
測定結果は主に、線路の補修計画の策定や、補修後の仕上がり確認検査に用いらています。
線路のメンテナンスのために行う工事が軌道工事です。
軌道工事は、終電車後の限られた時間に、専用機器などを使用して周辺の皆様に配慮して、安全かつ効率的に工事を行っております。
レール交換
レールは、電車の車輪と常時接して摩擦や疲労が生じるため、基準に基いてレール交換を行います。
道床交換
道床とは、まくらぎの下に入れる砂利の層の事を言います。
線路に敷き詰められている石は、電車が何度も通過するうちに石の表面や角が欠け、乗り心地が低下するため、定期的に交換を行います。
ポイント交換
ポイントのレールをより大きく丈夫な物に変更し、保守の軽減、保安度向上に努めています。
レールの交換工事などで線路の安全確保!
嶋 大介
線路施設部
工事課
レールやマクラギ等の軌道部材の交換や補修をすることは、電車の安全運行に直結しています。
電車は定時で走って当たり前なので、決められた時間の中で安全に作業が行えるように心がけています。